マイナス1歳からの
予防歯科をはじめましょう
お子さまの歯は妊娠7週目から作られることをご存知でしょうか?
お子さまに強い歯をプレゼントするために、
妊娠中から正しい歯の知識を身に付け、ケアをしていくことが大切なのです。
乳歯の生え方と役割について
乳歯の
生え方
お母さまのお腹にいる頃から、乳歯は石灰化をはじめ、永久歯の芽も作られていきます。
胎生8~9週
蕾状期口腔上皮が肥厚し始めた状態です。
胎生9~10週
帽状期歯胚が器状になり、歯小嚢が形成され始めます。
胎生14週位
鐘状期エナメル器が外エナメル上皮と内エナメル上皮に別れ、エナメル髄が発生します。
クラウン
ステージ歯乳頭が象牙質に分化し、次に内エナメル上皮がエナメル質に変化し、歯小嚢がセメント質と歯槽骨に変化していきます。
歯の萌出
歯根象牙質、セメント質、歯根膜、固有歯槽骨の形成によって、歯根は長くなっていきます。
乳歯の
役割
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食べ物を噛むために
食べ物を噛みくだき消化吸収を良くして、栄養をしっかり取れるようにします。
健やかな成長発育を促すために、お口の状態を定期管理し、正しい摂食・嚥下機能の獲得のためのお手伝いをします。
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発音を助けるために
お子さまの成長に合わせた正しい発音機能の獲得のために、個々に応じた口腔管理、機能訓練をしましょう。
妊娠中もむし歯・歯周病の治療は必要?
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むし歯菌は、お母さまから赤ちゃんに伝播することが多いです。そのため、妊娠前から歯科検診を受け、治療の必要性があれば早めに治療しておきましょう。
妊娠中は、女性ホルモンバランスの影響により、唾液の量や性状に変化が現れます。また、つわりの影響で歯ブラシがしにくく汚れが残りやすくなり、歯肉炎や歯周病を引き起こすことがあります。歯磨きなどのポイントをご紹介いたしますので、お気軽にご相談ください。
また、妊娠中の体の栄養摂取や健康状態が、胎児の健全な発育にとって大きな影響を及ぼします。「食べる」役割を果たす器官である歯と口腔は、母体内ですでに形成されていますので、規則正しくバランスの取れた食生活を心がけましょう。
生まれてくるお子さまのためにも、妊娠中のケアはとても重要です。
治療が必要な場合は三笠歯科医院へ
歯が強いお子さまを育てるために
妊娠中も、身体に良い食事をとりましょう
カルシウムのほか、タンパク質、リン、ビタミンA・C・Dの栄養素を含む食品をバランス良くとることで、歯に必要な栄養素をしっかりと取ることができます。
カルシウムとリンは歯の石灰化を助けます。カルシウムはひじき、チーズ、しらすぼしなど、リンは米、牛肉、豚肉、卵などから取ることができます。
歯の基礎をつくります。あじ、卵、牛乳、豆腐などから摂取できます。
歯の表面のエナメル質をつくります。豚肉、レバー、ほうれん草、にんじんなどに含まれています。
歯の象牙質をつくります。ほうれん草、みかん、さつまいもなどから摂取できます。
さらに、ビタミンDはカルシウムの代謝や石灰化に影響します。バター、卵黄、牛乳などから取れます。※妊娠中はカルシウムの吸収率が高まるため、カルシウムだけは妊娠前と同じように取るだけで十分です。