学校の歯科検診があれば、歯医者に行かなくてもいい?
2023年10月26日 カテゴリ:小児歯科
こんにちは。
調布、布田、国領で歯医者をお探しの皆さん、「三笠こども歯科医院」です。
学校の歯科検診は、子どもたちのお口の健康を維持するのに、とても重要な役割を担っています。
実際に「学校の歯科検診でむし歯が見つかった」と歯科医院を受診する方は多くいらっしゃいます。
しかし、検診で異常がないからといって、歯医者に行かなくてもいいというわけではありません。
こちらでは、学校の歯科検診と、歯科医院で行う定期検診についてご紹介します。
学校の歯科検診について
学校の歯科検診は、小学生から高校生を対象に、年に1〜2回行われます。
検診を担当するのは「学校歯科医」と呼ばれる、主に地域の歯科医師です。
むし歯や歯肉炎があるかどうか、歯垢の付着、治療した部分の詰め物や被せ物、歯並びや顎関節に異常がないかなどをチェックします。
むし歯が見つかったらすぐに歯科医院へ
学校の歯科検診結果では、「C」や「G」といったアルファベットを使って、お口の状態が記されています。
「C」はむし歯が進行して歯に穴が開いている状態です。以前、治療した歯の被せ物が取れている場合も含まれ、すぐに歯科医院の受診が必要です。
「G」は、歯ぐきに炎症があり、歯石も付着した状態です。
歯石は自宅で取り除くことができないので、こちらも歯科医院を受診しましょう。
また、「CO(シーオー)」は初期のむし歯、「GO(ジーオー)」は歯ぐきの炎症が見られる状態です。
「要観察」とされ、ただちに治療する必要はありませんが、症状が進行する可能性もあるので、歯科医院での定期的な歯科検診をおすすめします。
学校の歯科検診だけでは十分ではない?
学校の歯科検診でわかるのは、歯科医師が目で見える範囲のことです。
診療室にあるような明るいライトや、レントゲンのない環境で行うので、歯と歯の間など、隠れたむし歯を見つけられない場合もあります。
そのため、学校の歯科検診では異常がなかったのに、歯科医院へ行ってみると、「むし歯が見つかった」ということもありえますので、定期検診の受診をおすすめします。
歯科医院で行う定期検診と予防ケア
歯科医院では、レントゲンなど、さまざまな設備を使って、お口のトラブルを検査します。
また、歯科医院では、お口のトラブルを未然に防ぐ予防ケアも受けることも可能です。
歯のエナメル質を強化する「フッ素塗布」や、むし歯になりやすい奥歯の溝や前歯の裏側などを埋めてしまう「シーラント」といった方法があり、むし歯の発生の予防に役立ちます。
三笠こども歯科医院では、お子さまのお口を守るサポートをさせていただきます。
歯科医院で精密な検査や予防ケア、治療を行って、むし歯や歯肉炎からこどものお口の健康を一緒に守っていきましょう。