むし歯を予防する「シーラント」とは?
2023年12月28日 カテゴリ:予防歯科
こんにちは。
調布、布田、国領で歯医者をお探しの皆さま、「三笠こども歯科医院」です。
当院は、むし歯や歯周炎の治療のほか、お子さまのお口の健康を守る予防治療にも力を入れています。
乳歯や生えたばかりの永久歯はやわらかく、一度むし歯になると進行しやすいので、早めのむし歯予防対策が大切です。
今回は、むし歯予防のための処置「シーラント」についてご紹介いたします。
むし歯を防ぐ処置「シーラント」
シーラントは乳歯の奥歯や6歳臼歯、前歯の裏側など、むし歯になりやすい部分に、薄い歯科用樹脂を埋め込む予防処置です。
6歳臼歯は、他の歯に比べて深い溝が多く、この深い溝には歯ブラシの毛先が届きにくいため、むし歯の原因となる細菌や食べかすが溜まりやすくなります。
シーラントで奥歯の溝を埋めると、歯ブラシの毛が届きやすくなり、歯を磨きやすくなるため、むし歯の発生を予防することができます。
シーラント施術の流れ
シーラントの施術はとても簡単で、痛みもほとんどありません。
まずは唾液の侵入を防ぐために、ラバーダム防湿を行います。唾液の侵入を防ぐことでより清潔な状態で処置を行うことができ、シーラント材を長持させることにもつながります。
次に、歯をしっかりとクリーニングしてから、シーラント材を歯の表面に塗布します。
その後、専用の光を数十秒あててシーラント材を硬化し、しっかりと固定されていることを確認したら施術完了です。
シーラントの注意点
簡単な処置でむし歯を予防できるシーラントですが、いくつか注意点があります。
シーラントは柔らかい材料で溝を埋めているので、食事や歯ぎしりなど、他の歯と噛み合っているうちに外れてしまうことがあります。
外れてしまった場合は、歯科医院でもう一度処置を受けましょう。
また、シーラントはむし歯を100%防ぐものではありません。
歯と歯のすき間や歯と歯ぐきの間には処置ができないため、しっかりとケアすることが大切です。
シーラントが欠けてしまい、そこからむし歯菌が侵入してむし歯になってしまう可能性もあります。
定期的な歯科検診で、シーラントに異常がないかをチェックしましょう。
むし歯になる前の予防ケアが大切です
むし歯が進行すると、歯を削る治療を行う必要があります。
治療が必要になる前に、むし歯を防ぐ予防治療を始めませんか?
三笠こども歯科医院では、シーラントや歯質を強くするフッ素塗布などで、お口のすこやかな成長をサポートさせていただきます。お子さまの歯の健康を一緒に守っていきましょう。