グラグラしているけど抜けない乳歯の対処法
2023年12月6日 カテゴリ:小児歯科
こんにちは。
調布、布田、国領で歯医者をお探しの皆さん、「三笠こども歯科医院」です。
乳歯から永久歯へと生えかわるタイミングは個人差がありますが、5〜6歳ごろにかけて生えかわりが始まるお子さんが多い傾向です。
乳歯のグラつきは生えかわりのサインですが、グラついているのになかなか抜けないというケースもあります。
「いつになったら歯が抜けるのか?」「歯医者で診てもらった方がいいのでは?」と心配される保護者の方も多いかもしれません。生えかわりのプロセスや、受診のタイミングについてご紹介します。
生えかわりのプロセス
乳歯は一般的に6〜8ヶ月ごろから生え始め、20本すべて生えそろうのは2〜3歳ごろです。
個人差はありますが、5〜7歳ごろになると、最初の永久歯が生え始めます。
新しく生えてきた永久歯の影響で乳歯の根っこが吸収されるため、乳歯はグラついて自然と抜け落ちます。
そして乳歯が順に抜けていき、12~14歳ごろには親知らずを除いたすべての永久歯が生えそろいます。
もし、生えかわり時期が来ていないのに、転んだりぶつかったりして歯がグラついてしまった場合は、歯に小さなヒビが入っている、根っこが割れているといった可能性もあるため、適切な検査を受けることが大切です。
グラグラしても抜けないときは?
なかなか乳歯が抜けないときは、清潔な手で歯を少し揺らして様子をみてください。
このとき、無理に抜かないように気をつけましょう。
また、お子さま自身が舌などで刺激を与えることで、自然に抜けることを促すこともできます。
グラつき始めてからしばらく経っても抜けない場合は、一度歯科医院を受診することをおすすめします。
「歯が痛い」「歯ぐきが腫れている」という症状がみられる場合も、受診しましょう。
乳歯が抜けない理由
なかなか乳歯が抜けない場合は、いくつかの理由が考えられます。
まず、新しい永久歯が正しい位置に生えていないというケースです。
スペース不足などで永久歯の位置がズレていると、乳歯の根っこがうまく吸収されないため、歯が抜けずに、重なって生えてきてしまうことがあります。
また、永久歯が顎の骨の中に埋まっていて、生えてこないというケースもあります。
このような場合は乳歯の抜歯や矯正治療、埋まっている歯を引っ張り出すための外科手術などを行い、永久歯が正しい位置へと生えることを促します。
三笠こども歯科医院では、お子さまのお口のすこやかな成長をサポートさせていただきます。
生えかわりについて気になる症状や不安なことがありましたらお気軽にご相談ください。